ほとんどの方はシャンプーを教えてもらったことはないはずです。いつの間にか覚えているものですので実際にはかなり多くの方が間違った方法で髪の毛を洗っているのが現状です。
以下でシャンプー時の注意点を紹介していきますのでよく確認しましょう。
- ゴシゴシこする
- シャンプーをいきなり髪につける
- ささっとすすぎは終わらす
- 熱いシャワーが好き
「あなたはこんな間違いしていませんか?」
間違ったシャンプー方法は髪や頭皮に負担をかけ、美容面でも健康面でもよくありません。最近では男性のみならず女性にも薄毛や抜け毛のトラブルが広がっています。
生活の欧米化に伴い変化していく日本人の頭皮環境。だからこそ正しい髪の洗い方・シャンプーの仕方の知識が必要なんです。
1.髪の絡まりを取るブラッシング
シャンプーをする前にまずは下準備として髪をブラッシングしましょう。
髪についているホコリや汚れを落とし、お湯の通り道を作ります。
基本的にはオールバックに梳かすようにブラッシングしていきましょう。男性やショートカットの方は手ぐしでも大丈夫です。
絡まっている毛は優しく梳いていきます。決して無理やり引っ張ったりしないように注意です。
2.頭皮と髪をよくすすぐ
シャンプー剤をつける前によくすすぎます。指の腹を使いながら頭皮や髪をしっかりと流していきましょう。
目安は約3分
想像以上に長く感じるはずです。
実はこの工程だけで髪の汚れの80%は落とすことが可能。しっかりと流すことで余計なシャンプー剤を使わなくても十分に泡立つようになり、シャンプーの節約・頭皮や髪への負担のを軽減することができます。
人の頭皮は顔の3倍以上汚れていると言われます。まずシャンプーをつけるよりも丁寧に流すことに意識を向けましょう。
3.手の平でシャンプーを泡立ててから髪につける
シャンプーはいきなり頭皮につけてはいけません。
まず手の平でよくなじませ、泡立ててから頭皮につけていきましょう。泡立てるために髪をゴシゴシこすることが少なくなりますので髪の毛のキューティクルを保護することに繋がります。
特に市販シャンプーなど洗浄力の高いシャンプーをお使いならモコモコの泡にしてから髪や頭皮につけていった方が刺激も軽減されるのでおすすめです。
4.頭皮をマッサージするように洗う
シャンプーは基本ゴシゴシしない方がいいです。
手で頭を覆うようにして指の腹を使い、頭皮を動かすようにマッサージしながら全体を洗っていきましょう。くれぐれも爪を立てたりするのは禁止です。
5.ミディアムやロングヘアの人は毛先に泡を馴染ませる
頭皮を洗い終わったら、髪の長い方は毛先にも泡を馴染ませていきましょう。
泡を行き渡らせるくらいで大丈夫です。毛先はダメージしやすい部分ですのでこすったり、クシでコーミングしたりせず優しく扱いましょう。
6.時間をかけ、しっかりと流す
シャンプーの流し残しは肌荒れなどの原因です。最初の流しと同じようにしっかりと流していきましょう。
また耳の裏や顔周り、襟足は流し残しやすいのでシャワーをあて十分にすすいで行ってください。
7.トリートメントやコンディショナーをつける
トリートメントやコンディショナーの前には一度水気をきりましょう。
トリートメントなどは頭皮用のものを除いては髪にしかつけなくてOKです。(頭皮用は頭皮につけていきます。)
粗目のクシで髪を梳かし、まんべんなくトリートメントなどが行き渡るようにします。ここで放置タイムを置く人もいますが、これはお好みでどうぞ。基本的はすぐに流しても問題ありません。
8.最後のすすぎも丁寧に
最後もしっかりとすすいでいきます。
もうお分かりだとは思いますが、シャンプーの基本はすすぎ(しっかりと汚れや不純物を落とすこと)にあります。
私が知る限り、一般の人の中でしっかりとシャンプーで汚れを落とせている人ってほとんどいない。という印象。髪を洗うのってかなり大切です。
特別なシャンプーやトリートメントをしなくてもきちんと髪の毛を洗えばそれだけで髪はキレイになるんです。
ここまでの8工程でかかる時間的には約12分前後です。
長い、面倒だなと思いますか?
美容院に行った時を思い出してみて下さい。どの美容院もおそらくシャンプーにかける時間は10~15分です。やはり最低でもこれくらいは時間をかけないと正しいシャンプーはできないのですね。
シャンプー後のケア方法について
タオルドライも優しく
髪は濡れている時、最もデリケートになっています。強くこすったり、引っ張ったりしてしまうとキューティクルがボロボロになったり、切れ毛になってしまいダメージの原因です。
タオルドライもゴシゴシ拭かず、頭皮の水分をふき取ります。
毛先はさらに慎重にタオルで優しく押さえてタオルドライをしましょう。
アウトバス(洗い流さない)トリートメント
乾かす前に髪に洗い流さないトリートメントをつける方もいるでしょう。
毛先中心につけ、クシで全体に伸ばしてから乾かして下さい。もちろん無理なコーミングは禁物ですよ。
髪が乾燥しやすい人・くせ毛が出やすい人などは洗い流さないトリートメントで髪を保護しながら乾かすことで対策が可能ですので試してみて下さいね。
素早くドライヤー
濡れている髪はキューティクルが開いていますので、非常にデリケートです。「濡れたまま寝る」なんてもってのほか!キューティクルが剥がれて髪がボロボロになりますよ。
そのキューティクルを閉じるのもドライヤーの役割です。
まずは頭皮から乾かしていき、その後毛先も乾かします。素早くドライヤーをしているとくせ毛も軽減できます。
時間が経ちすぎてしまうとパサつきやクセが出やすくなってきますので、シャンプー後はできるだけ早くドライヤーで髪を乾かしましょう。
ホームケアをしっかりとし
キレイなツヤ髪を手に入れましょう!
MIKIYA